- お問い合わせ
-
- 立命館大学
アート・リサーチセンター -
603-8577
京都市北区等持院北町56-1
075-466-3411(代表)
- 立命館大学
往来物(教訓書や実用書)をパロディ化した春本は、18世紀中期の上方で特に流行した。月岡雪鼎の作品はその先駆けである。女子用教訓書の代表 『女大学宝箱(おんなだいがくたからばこ)』(享保元(1716)年[宝暦元(1751)年再版])をパロディにした『女大楽宝開(おんなだいらくたからべき)』(宝暦6(1756)年)は最も有名である。ここでは、家庭医学書『医道日用重宝記(いどうにちようちょうほうき)』(元禄5(1692)年[宝暦12(1762)年再版]) とそのパロディ『艶道日夜女宝記(びどうにちやじょほうき)』(明和2(1765)年頃)、消息文手習書『女庭訓御所文庫(おんなていきんごしょぶんこ)』(明和4(1767)年)とそのパロディ『女貞訓下所文庫(おんなていきんげじょぶんこ)』(明和4(1767)年頃)を比較展示する。