京都地誌データベースについて

 本プロジェクトでは、近世期京都の地名・名所・住所などの地理空間情報を収集することを目的に、地誌類のイメージデータベース作成を進めています。2011年度には、京都府立総合資料館に所蔵されている京都の地誌類をデジタル撮影し、データベース化しました。2012年3月1日時点で、約70点、約1万カットの史料を閲覧することができます。本データベースでは、影印本や翻刻本などで出版されていない史料についても掲載されているため、記述の時代別比較や変遷を分析することができます。

京都地誌データベース検索画面

本データベースは、以下の研究助成金の補助により構築されたものです。

平成23〜24年度 科学研究費助成事業(科学研究費補助金《研究活動スタート支援》)
「諸師諸芸・諸職名匠GISアトラス」の構築と近世京都の産業構造に関する研究 (研究代表者:塚本章宏) 

平成23年度 立命館大学 研究推進プログラム(若手研究)
「GISを用いた近世京都の「諸師諸芸・諸職名匠デジタルアトラス」の構築」 (研究代表者:塚本章宏)

また、本プロジェクトのデジタル撮影とデータベース公開は、

立命館大学アート・リサーチセンターの協力のもとで、

京都府立総合資料館の特別撮影許可を得て実施したものである。