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作品No. ROM-2004.38.0001-30 CoGNo. ROM-2004.38.0001-30 Co重複: 1 AlGNo. ROM-2004.38.0001-30 Al重複: 1 出版年: 安政02 (1855) 月日 10・ 地: 江戸 出版備考: 順No.:( )
絵師略称 休応斎老人 絵師Roma 落款印章 休応斎老人著 彫師摺師 画中文字人名 改印 判型 大判/墨摺絵 続方向 作品位置 001:001/01;01 異版
作品名1 「地しん心得草」「地震心得 并ニ 家作リの事 附 江戸の海つなみ無き事」 ( じしん こころえぐさ、じしん こころえ ならびに やづくり の こと つけたり えど の うみつなみ なき こと ) 1印No. 1板元No. 1板元名 板元文字
作品名2 ( ) 2印No. 2板元No. 2板元名 板元備考
分類 地震絵  時事絵  画題 安政大地震  伏見地震と加藤清正  家作り心得  護符  シリーズNo. 資料部門 浮世絵
作品No. ROM-2004.38.0001-30 配役  
興行名 よみ 場立
外題 よみ 場名
所作題 よみ 音曲種
細目種 よみ 上演年 場所 劇場
作品No. ROM-2004.38.0001-30  
画中文字 天に風雨の変 地に震動の災ひあり 是皆陰陽相戦ふの説なりといへども 凡人の窺ふ所にあらず .唯〈たゞ〉.聖賢〈せいけん〉のみ是を .理解〈りかい〉す .昔〈むかし〉.豊臣〈とよとみ〉.殿下〈でんか〉の.時〈とき〉 .伏見〈ふしみ〉大地震天正十三年十一月夜俄に.震動〈しんどう〉 して家の崩るゝ事おびたゞし 其時加藤清正公は 小西石田が讒言にて御勘気を蒙り屋敷に 引籠おり候時大地震して玄関をゆり崩しかば庭口へ のがれ出はだか馬に飛びのり.捨鞭〈すてむち〉うちつゝ一.騎〈き〉 にて 伏見御城へ第一番に登城なし 太閤殿下も 大庭へ御立退有ば御坐近くすゝみ大音上ケ 加藤清正仕こうせり いづれも方しつまり給へ .石御座〈いしのみまゝ〉 /\/\ト三べん唱へ給へければ自然と地震しづまり 秀吉公御かんなゝめならず 虎か 近う〳〵と仰て 清正の御手を取 .汝〈なんぢ〉が.誠忠〈せいちう〉今にはじめず 猶此上は臣がそふ動をしづむへしト仰せければ それより 清正自身に所々へ.幕串〈まくぐし〉を打て女中小性をあつめ近臣を さとして泣さけぶ声をしづまさしむ 此賞によりて御勘気御免 御太刀并に鞍置馬を拝領す 御そばさらずありけるが御尋に清正申上ルは 地震は陰陽戦ふといへ共 陽気さかんなる故也 大雨ふり候へば地しんしぜんとうすらぐもの也 大ゆれの跡小ゆすり日々有といへども 家蔵をゆりたをすほどのこと決てなし 其故をとき給ふと也 今それを譬て申さば寛永四年 関東大地震 其後五十四年過て元禄十六年十二月廿二日大地しん 又百五十三年過安政二卯年 十月二日地震 如此年間相立ざる内は大地震けつしてなし 是陰陽和合せずして地中に.滞〈とゞこほ〉 るといへども十年や二十年には発する物にあらず 是ゟ二百年も過ざればなし 人々.迷〈まよひ〉をはらし玉へ    地震心得 并ニ 家作リの事 附 江戸の海つなみ無き事 先土蔵を造るに二間に弐間半又は四間に五間といふやう間に奥行共相応せるやうに建べし みたりに 長き家をつくり又は三階四階作り抔するは必あやうし 家作もこれに同し 神仏の宮殿楼閣は 造方四方へ行届 其つり合宜敷ゆゑ風破の難を除る 尤低き方無事なること古来より例多し 住居は第一地形丈夫にして平家又二階作りは成丈ひくゝ板屋根よろしけれ共火難はやし 瓦屋根 をかるくふくべし いかめしきは災あり ●又土蔵と立家とは少し間をおき建べし ●先地震の時用心は 火鉢に火あらば水のる土瓶をのせ置べし 湯水こほれて火きゆる也あんとう灯は火事なる程のことなし しまりの外の戸障子ははづし置べし ●逃る時は家財手道具持行べからず 手間取時はけがあるべし けがせぬ場所へ身をのがれつむりに手拭をかむりて家くつれし跡へ 早くもどり出火のなきうち家財を 取出すべし 一度は命を助ケ一度は財をたすくべし 但シ火の元を気を附てよし ●猶又仏心の告などゝいひふ らし来 何日は何時/\には大地震 又は津浪が来る抔と云そらことをまことにして品川辺つきぢ両国辺 迄の人は違方へにけ去り その跡無人を見込盗賊おしこみ抔の用心すへし 神仏の御告とあらば ちしんの前にあるべき也 惣じて江戸の海は入江にして壁は形袋の如にして 房州 相模 □□ 両国にて口を〆め 大浪をとゞめ 是より内へ津浪のうれひなし 都て津浪は向に国見へぬ果なき海ならでは .来〈こ〉ず その故は江戸近き大荒海は伊豆下田辺なり 彼の内海には鮫●真鯛いるか 鯱の類ひなきを以て知るべし 是皆大海の恵也 然れば江戸の海浅く猶又房相の間 に大いなる洲ありて能荒浪をせぎれば御府内町々には津浪の患ひなき事を知るべし 諸人の迷ひをはらさんが為是をあらはす    ○地震のまじなひ .石乃美万志〈イシノミマシ〉々々 三べんとなふべし 家崩ことなし    ○けがよけの御札  𪮷抬𪮷𪮇 此文字をかきくはい中すればけかをよける也    鹿島大神宮詫宣   ゆるぐともよもやぬけしのかなめ石 かしまの髪のあらんかきりは    □□御歌      むねは八ツ門とは九ツ□□□□ 身はいさなきの神のゆかりそ     此内一ツなりとも守る人はその身うれひなき事うたがひなし  
組解説 衆星堂遊戯道人により収集された安政大地震の摺物ヵ 個別解説
組備考 「安政ニ乙卯年大地震絵」 個別備考
作品No. ROM-2004.38.0001-30 所蔵者名 Royal Ontario Museum(ROM) 所蔵者資料No. 2004.38.1.30 蔵印
所蔵者URL https://www.rom.on.ca/en
所蔵者著作権表示 Courtesy of ROM (Royal Ontario Museum), Toronto, Canada. ©ROM
所蔵者利用規定URL https://collections.rom.on.ca/rights
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