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作品No. AIC-1939.855. CoGNo. AIC-1939.855. Co重複: 1 AlGNo. BM-1906_1220_0158 Al重複: 2 出版年: () 月日 地: 江戸 出版備考: 順No.:( )
絵師略称 春常 絵師Roma 落款印章 勝川春常画 彫師摺師 画中文字人名 改印 判型 細判/錦絵 続方向 作品位置 001:001/01;01 異版
作品名1 ( ) 1印No. 1板元No. 1板元名 板元文字
作品名2 ( ) 2印No. 2板元No. 2板元名 板元備考
分類 役者絵  勝川派  立役  暖簾  刀剣  画題   シリーズNo. 資料部門 浮世絵
作品No. AIC-1939.855. 配役 天竺徳兵衛 〈1〉中村 仲蔵 でんぱち 〈1〉中村 熊五郎
興行名 けいせい羅衣辻ヵ よみ けいせいかたびらがつじ 場立
外題 けいせい羅衣辻 よみ けいせいかたびらがつじ 場名
所作題 よみ 音曲種
細目種 よみ 上演年 天明03 08・08 場所 江戸 劇場 市村座ヵ
作品No. AIC-1939.855.  
画中文字
組解説 個別解説
組備考 個別備考 安永8.7森田座「夏祭浪花鑑」団七と佐賀右衛門との別考証あり。 BN01320283-02(Z0176)-096『秘蔵浮世絵大観2』 森田座の「夏祭浪花鑑」である。この歌舞伎狂言は元来人形浄瑠璃作品として制作されたもので、延享二年(一七四五)七月大坂竹本座で初演されたが、すぐに歌舞伎の舞台にも移された。初演当時から人気が高く、江戸でも京坂でもしばしば上演され、現代まで上演回数は多い。ここに描かれた場面は原作の第三冊目の、住吉鳥居前または髪結床の場と称され、現代でも見せ場として上演される場であろう。  立ち姿の団七九郎兵衛の衣裳の模様は通称団七縞と呼ばれる。この模様は人形浄瑠璃初演のときに人形遣いの名人吉田文三郎の工夫によるものであるという。「竹本豊竹浄瑠璃譜」は記す。    夏祭団七(中略)三ツ目床の内より大鳥左賀右衛門の手をねじ出る所、新らしく甚妙也、六ツ目より茶のごばんじまを着せ、徳兵衛(中略)紺のごばんじまを着せしゆへ、今に、団七の狂言、此通の姿でなければ、歌舞伎、操りにても、団七徳兵衛と見へず、(中略)此団七嶋、徳兵衛嶋のうごかざるは、三代前吉田文三郎名人といふべし(『燕石十種』)  本作制作時の上演でこの場面に団七縞の衣裳が用いられたかどうかは不明である。右の引用で知られるように、初演のときにも、現代の舞台でも、団七縞の衣裳はもっと後の場に登場する。しかし一方この役は、右の引用に見られるように、この模様の衣裳でなければ団七九郎兵衛には見えないのである。  団七を演じている仲蔵は明和・安永・天明の江戸歌舞伎界を代表する名優で、立役・敵役・所作事に長じ、写実的な演技・演出を工夫し、後世に多大の影響を与えた。  取り抑えられている武士姿の役名は、左袖の「佐賀」の文字がそれを示している。演じている役者は、紋が仲蔵と同じ紋で中に「熊」の文字があるところから中村熊五郎であると思われる。後ろの暖簾に仲蔵の紋とともに市川団十郎家の三升紋が見えているが、このとき五代目團十郎が一寸徳兵衛を演じている。徳兵衛の役は団七に匹敵する重要かつ良い役なのである。(池上文男)
作品No. AIC-1939.855. 所蔵者名 Art Institute of Chicago (AIC) 所蔵者資料No. 1939.855. 蔵印
所蔵者URL https://www.artic.edu/aic/collections/
所蔵者著作権表示 The Art Institute of Chicago®
所蔵者利用規定URL https://www.artic.edu/image-licensing
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