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AcNo. CoGNo. tkjSG441  AlGNo. tkjSG441
絵師: 川端龍子 (kawabata ryusi) 落款印章: 絵師検索 
判型: 続方向: 作品位置: 001 枚組の 001 番目  01 枚続の 01 枚目
Col重複: 1 All重複: 1
板元文字:  東京社 板元備考: 東京社発行の『少女の友』新年号の付録
出版年月: 大正05 (1916)・1月1日 出版地:  東京  同時作品
作品名:  龍宮土産 初夢双六 
      りゅうぐうみやげ はつゆめ すごろく 
      ryūguumiyage hatsuyume sugoroku 
個別解説:■龍宮土産 初夢双六の解説 資料①は下記「解説」ボタンより、commentary_tkjSG441を参照のこと。  本双六は、大正5年(1916)、東京社発行の『少女の友』新年号の付録である。 案は星野水裏、画は川端龍子(※2)である。サイコロの目にしたがって進む回り双六だ。 全17マスの振出しは、主人公のたつ子が、暖炉のある豪華な洋室で、椅子に寄りかかって寝てしまマスである。 大正5年はたつ年だから、たつ子なのである。振出と上りは写真であり、他はイラストで構成されている。 振出しに続いて、たつ子の初夢が展開する。 天使がたつ子の椅子を飛行機のように飛ばす→弁天様の誘いで七福神のいる宝船におりる→えびす様が鯛を釣ってくれた→なつ子も釣ったら手紙が釣れた→手紙は乙姫様からの竜宮城への招待だった→毘沙門様が錨で下ろしてくれた→龍宮城で出迎え受けた→なつ子は乙姫様と握手をした→乙姫様は浦島太郎の話をしてくれた→お土産に玉手箱をくれた→大亀のモーターボートで送ってく言えに帰ったたつ子は両親に玉手箱を見せた→明けたら煙が立ち昇った→鏡に映ったのは老婆か?!→これがたつ子の初夢。 めでたし、めでたしで、上りとなる。たつ子の初夢は、宝船の七福神との出会いであった。ナントもお目出度い。 お正月は特別のハレの時であり、双六や暦や宝船などの刷り物がよく売れた。当時は皆が一斉に歳を取る数え年であり、 正月には一年を生き抜く希望や幸運を与えてくれる年神様が来迎するといわれていた。そために庶民は色々な縁起物を買い揃えたものである(資料①参照)。 江戸時代には、「双六売り」という仕事があり、「新版かはりました道中双六・・」、 「道中双六おたから、おたから・・」と、売り声を江戸市中に 響かせていたとの記録がある。正月を寿ぐ庶民のわくわく感と粋な売り子の姿が想像できる。 ※1星野水裏(ホシノスイリ):明治・大正期の詩人。明治14年(1881)ー昭和12年(1937)。  新潟県新発田市出身。経歴明治41年創刊の「少女の友」主筆となる。川端龍子、竹久夢二らを起用した清新な編集をするとともに、  自らも同誌に詩、教訓実話、教訓唱歌等を発表。特に抒情的な口語詩は、多くの少女達に愛誦された。詩集「浜千鳥」「赤い椿」などがある。 ※2川端龍子:1885〜1966。大正・昭和期の日本画家。和歌山県の生まれ。初め洋画を志したが、 渡米後日本画に転向。 洋風描写をとり入れた筆致を生かし日本画壇に異彩を放った。1929年青龍社を組織。'59年文化勲章受章。代表作に『慈悲光礼讃』『鳴門』など。
系統分類:     画題:  正月・節季  風俗・暮らし  女性・少女・女礼式   童話・童謡 妖怪  娯楽・滑稽 

所蔵:築地双六館 HP  資料部門: 浮世絵
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続き物・組み物 1280× 1024× 800× 100×

補助画像有

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