Group Notes:【続枚数】3枚続【備考1】嘉永三年 六月十一日の配りで国芳画の「きたいな名医難病療治」が、通三丁目遠州屋彦兵衛より板行となる。やぶくすし竹斎の娘名医こがらしという美人を真中に、美しい女のびっこ、御殿女中の大尻、一寸法師、あばた顔、疳癪もち、近眼、鼻なし、ろくろ首、歯痛などの難病者を治療している三枚続きの風刺戯画である。たとえば出っ尻の女にはタガをはめ、あばたには湯気を当ててむしなおし、びっこの女には足駄と草履とをはかせ、一寸法師には高足駄をはかせる。ろくろ首の女には髪油のなかに鉄粉を入れて髪を結ばせ、尻の