ARC浮世絵ポータルデータベース/Ukiyo-e Portal Database詳細情報表示 7件の内5件目を表示中 ImageNote UserMemo

クリックして画像のみのウィンドウを別々に開く→

縦A 縦B 縦C 縦D 縦E 縦F 横G 横H
同板作品表示 前の作品 新規検索 次の作品  
サムネイル一覧 簡易情報付一覧 ArtWiki English»
AcNo. CoGNo. BM-1906_1220_0158  AlGNo. BM-1906_1220_0158
絵師: 春常 () 落款印章: 勝川春常画 絵師検索 
彫師:  人物検索 
判型: 細判/錦絵 続方向: 作品位置: 001 枚組の 001 番目  01 枚続の 01 枚目
Col重複: 1 All重複: 1
出版年月: 安永08 (1779)・07・ 出版地:  江戸  同時作品
作品名: 
上演年月日: 安永08(1779)・ 07・・ 場所: 江戸 森田座  興行年表 
興行名: 夏祭浪花鑑  なつまつりなにわかがみ
外題: 夏祭浪花鑑  なつまつりなにわかがみ
配役: 団七九郎兵衛 〈1〉中村 仲蔵 大鳥佐賀右衛門 〈1〉中村 熊五郎  役者DB 
個別備考:天明3.8市村「けいせい羅衣辻」天竺徳兵衛とでんぱちとの別考証あり。 BN01320283-02(Z0176)-096『秘蔵浮世絵大観2』 森田座の「夏祭浪花鑑」である。この歌舞伎狂言は元来人形浄瑠璃作品として制作されたもので、延享二年(一七四五)七月大坂竹本座で初演されたが、すぐに歌舞伎の舞台にも移された。初演当時から人気が高く、江戸でも京坂でもしばしば上演され、現代まで上演回数は多い。ここに描かれた場面は原作の第三冊目の、住吉鳥居前または髪結床の場と称され、現代でも見せ場として上演される場であろう。  立ち姿の団七九郎兵衛の衣裳の模様は通称団七縞と呼ばれる。この模様は人形浄瑠璃初演のときに人形遣いの名人吉田文三郎の工夫によるものであるという。「竹本豊竹浄瑠璃譜」は記す。    夏祭団七(中略)三ツ目床の内より大鳥左賀右衛門の手をねじ出る所、新らしく甚妙也、六ツ目より茶のごばんじまを着せ、徳兵衛(中略)紺のごばんじまを着せしゆへ、今に、団七の狂言、此通の姿でなければ、歌舞伎、操りにても、団七徳兵衛と見へず、(中略)此団七嶋、徳兵衛嶋のうごかざるは、三代前吉田文三郎名人といふべし(『燕石十種』)  本作制作時の上演でこの場面に団七縞の衣裳が用いられたかどうかは不明である。右の引用で知られるように、初演のときにも、現代の舞台でも、団七縞の衣裳はもっと後の場に登場する。しかし一方この役は、右の引用に見られるように、この模様の衣裳でなければ団七九郎兵衛には見えないのである。  団七を演じている仲蔵は明和・安永・天明の江戸歌舞伎界を代表する名優で、立役・敵役・所作事に長じ、写実的な演技・演出を工夫し、後世に多大の影響を与えた。  取り抑えられている武士姿の役名は、左袖の「佐賀」の文字がそれを示している。演じている役者は、紋が仲蔵と同じ紋で中に「熊」の文字があるところから中村熊五郎であると思われる。後ろの暖簾に仲蔵の紋とともに市川団十郎家の三升紋が見えているが、このとき五代目團十郎が一寸徳兵衛を演じている。徳兵衛の役は団七に匹敵する重要かつ良い役なのである。(池上文男)
系統分類:  役者絵  勝川派  立役  障子  暖簾  刀剣   画題:   
所蔵:The British Museum 所蔵先管理No.:1906,1220,0.158  資料部門: 浮世絵
Permalink:
続き物・組み物 1280× 1024× 800× 100×

所蔵資料の利用に関しましては所蔵資料ご利用ガイドをご覧ください。
If you wish to use any of the images from our databases for purposes other than personal use, please click here.

CC BY-NC-SA 4.0
(System) Copyright © 2005- Art Research Center, Ritsumeikan University All Rights Reserved.