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AcNo. CoGNo. arcUP2194  AlGNo. arcUP2194
絵師: 春常 () 落款印章: 春常画 絵師検索 
彫師:  人物検索 
判型: 横間判/錦絵 続方向: 作品位置: 001 枚組の 001 番目  01 枚続の 01 枚目
Col重複: 1 All重複: 1
出版年月: 天明初期 ()・ 出版地:  江戸  同時作品
作品名:   
上演年月日: 天明02~03(1782)・ 場所: 江戸 中村  興行年表 
配役:  〈2〉市川 門之助  〈3〉沢村 宗十郎  役者DB 
組解説:〈2〉門之助と〈3〉宗十郎が同座したのは天明2~3年度と寛政3年度のみ。春常の作画期は安永後期~天明初期であるから、これと重なる天明2~3年頃ヵ。また二人の衣装に蝶と千鳥が見え、曽我狂言との関係が考えられる。
個別備考:BN01320283-02(Z0176)-095『秘蔵浮世絵大観2』  右の門之助は安永・天明の人気役者で、立役に女方をも兼ねた。左の宗十郎は天明・寛政を代表する立役である。この二人は意外なほどに一座共演していない。安永中期以後、門之助の没する寛政六年(一七九四)までには、頭書の時期以外には寛政二年(一七九〇)十一月からの一年間しかない。作画期を定めた理由である。劇場は中村座。  両者とも同じ蝶と鳥の模様の袢纏を引っ掛けて右肩を脱ぎ、下には腹掛けが見える。この姿は、職人等の町人で、二人が同職のような関わりの深い役であることを示している。髷の相異が役の性格の別を表現しているのであろう。蝶と鳥の模様は、曾我兄弟との関係を暗示しているのかもしれない。兄の曾我十郎は鳥の、弟の五郎は蝶の模様の衣裳が約束である。天明二、三両年の正月曾我狂言には、いずれも門之助が五郎、宗十郎が十郎を演じている。曾我狂言の二番目以後の役であろうか、現段階では役名は特定できない。  本作で注目すべき点は様式と構図であろう。大首絵である。大首絵の先蹤的作品はすでに享保(一七一六~三六)の鳥居派役者絵に見られるが、その最盛期は寛政に入ってからである。大首絵の展開の中でも注目すべき時期の作品であろう。そして、画面を横位置にとり、二人を描いた構図は他にあまり類例を見ない。 (池上文男)
系統分類:  役者絵  大首絵  勝川派  立役  無背景   画題:   
所蔵:立命館ARC 資料部門: 浮世絵
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