Censor's Seal:極Date of publication:寛政05(1793)・・(~寛政11年頃)Place of publication:江戸Same time
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Group Description:七段目を描いた柱絵。縁先の由良之助を中心に、上部に二階のお軽、下部に縁下の九太夫を配する。笄の音によって、お軽の存在に気付いた由良之助が背中に密書を隠し、九太夫が握っていた文の端が破れた瞬間を描いている。「柱絵」は「柱かくし」ともいい、掛物に仕立てて柱かけたり貼り付けたりしたもので、縦長の構図に相応しい画題が取上げられることになる。そのため、縦の美しいラインを形成するこの場面が柱絵の人気題材となり、七段目に見立てた柱絵作品も多数制作された。