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AcNo. CoGNo. AIC-1928.1027.  AlGNo. CBT2643-1
絵師: 春常 () 落款印章: 春常画 絵師検索 
彫師:  人物検索 
判型: 細判/錦絵 続方向: 作品位置: 001 枚組の 001 番目  03 枚続の 03 枚目
Col重複: 1 All重複: 1
出版年月: 天明02 (1782)・07・ 出版地:  江戸  同時作品
作品名: 
上演年月日: 天明02(1782)・ 07・23 場所: 江戸 中村  興行年表 
興行名: 伊達染仕形講釈  だてぞめしかたこうしゃく 場立: 一番目三立目
外題: 伊達染仕形講釈  だてぞめしかたこうしゃく
配役: 佐次兵衛女房おちか 〈3〉瀬川 菊之丞  役者DB 
組解説:本作は背景の壁や敷居がピッタリと繋がることから〈1〉松助〈5〉団十郎〈3〉菊之丞の続絵であると考えられる。三人が同座したのは天明2~3年度中村、天明6年度桐、寛政1年度市村。これらの番付を確認すると天明2.8中村の番付に似た姿の3人が共に出演する姿が描かれている。辻番付の扮装は模様や着こなしを含めよく煮ており、絵本番付では背景に描かれた蚊帳や火鉢が一致する。絵本番付によれば、この場面は頼兼公をかくまっていたところに灘蔵(松助)がやってきて揉め事になり、最後には彼は佐次兵衛(団十郎)に殺されるという筋だったようである団蔵と松助が睨み合う本作の姿をはじめ内容や番付の絵に合致しており、これ以上に一致するものは見当たらないことから天明2.7中村と考証する。
個別備考:BN01320283-02(Z0176)-097『秘蔵浮世絵大観2』 三代目菊之丞は、天明から文化前半にかけての代表的な名女方である。同時代の四代目岩井半四郎と双璧とたたえられた。通称を「仙女路考」といい、また「大明神」とも尊称された。どんな役をもよくこなしたが、極めて写実的な芸風であったという。  本作は続物の一枚かと思われるが、詳しいことは不明である。浴衣を着た立ち姿で、後ろに蚊帳が吊ってあり、下に団扇が置いてある。いずれは夏狂言の一場面であろうが、上演年月や役名は不詳である。浴衣の模様は三升つなぎで、団扇にも三升模様が描かれているのは、市川團十郎との共演を示しているのであろうか。  左肩にかけた手拭いが役の伝法な雰囲気を、その手拭いをつまむ右手と帯にそえた左手とが女方の色気を示している。それ以上に注目されるのは、胸元を大きくはだけた姿を描いていることであろう。女方役者をこのように描いている作例は珍しい。この姿が舞台上の実写であるならば、それはまるで幕末の頽廃期といわれる時代の舞台を思わせるようである。(池上文男)
系統分類:  役者絵  勝川派  蚊帳  団扇  女方  素肌  灯籠鬢  帽子   画題:   
所蔵:Art Institute of Chicago (AIC) 所蔵先管理No.:1928.1027.  資料部門: 浮世絵
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続き物・組み物 1280× 1024× 800× 100×

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